Adobe Stockに写真を20枚ぐらい登録して以降、2年ほど放置していたHANSODEです。
Adobe Stockを久々に見たら何枚か売れてて、
「この枚数でも売れているんだったら、ちゃんと投稿していけばそれなりの収益になるんじゃ?」
と、気づいて、最近本格的にストックフォトを始めました。
いやー、Adobe Stock歴3年目ぐらいなんですけどね。
でもこれからは真面目に取り組みます。
ストックフォトの需要がここ数年かなり増えてきていて、個人的には今後今まで以上に加速していくんじゃないかって、思ってます。
カメラマンに依頼しなくても良質な写真が低価格で手に入るので、テレビやCM、WEB制作なんかでも頻繁に使われるようになってきてますよね。
最近フリーランスは複数の収入源をもたなきゃいけないな、と
そして企業からの案件や実働だけに依存するの働き方は危険だな、と
ここ最近の世界情勢を受けてひしひしと感じるわけです。
じゃぁどうするか?を考えた結果、まずは自販機をもつことから始めようと決めました。
カメラマンが自動販売で売れるものって言ったら、
写真、映像 です。
ということで、本格的にストックフォト販売を始めました。
この記事では、自分の備忘録的に、自分が現在登録している各ストックフォトサービスの特徴やメリット・デメリットとか色々書いておきます。
そもそもストックフォトとは何か?
ストックフォトとは、写真をアップしておけば勝手に売れていく、いわば写真版の自動販売機です。
ストックフォトという言葉に馴染みがない人でも、「PIXTA ピクスタ」「写真AC」「Adobe Stock」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ひとことに「ストックフォト」と言っても、サービスによってアップロード方法や、登録の言語、日本市場なのか海外市場なのかなど様々で、注意点も多くあります。
ちなみに自分が登録しているストックフォトは12社ぐらいで、海外のサービスのものが大多数です。
海外サービスのメリットは、市場が広いということ。
特に自分の写真は、日本じゃなきゃ売れない写真ではないし、そもそも日本よりも海外ウケしやすい写真も多いので、海外サービスの利用は必須です。
英語についてはGoogle翻訳使えばいいだけなので、英語が苦手でも絶対海外サイトにも登録したほうがいいと断言します。
HANSODE調べ|販売目線のストックフォトサービスレビュー
では実際に自分が販売側として利用してみたストックサービスの特徴や注意点、メリット・デメリットなどをご紹介します。
かなり主観も入っているので、実際の利用のしやすさなどは、それぞれ体感してみてください。
登録する手間がかかりますが、お金がかかることではないので、とりあえずいろいろ登録してみるのがおすすめです。
そこから少しずつ厳選していけばいいので。
ちなみにAdobeStock歴は長いですが、他のストックサービスは歴が浅いので、今後の使用感などもっと詳しく随時加筆修正していく予定です。
ただ全部に共通して言えるのは、基本的には独占販売とエディトリアル販売はしないことを強くおすすめします。
要は同じ素材を他のサイトで販売できないってことなので。
Adobe Stock
販売できる素材 | 写真・イラスト・動画など |
アップロード枚数の制限 | たぶん制限なし |
アップロード方法 | 基本はFTPが便利 ドラッグ&ドロップでもOK iPhoneやiPadのブラウザからもいける |
タイトルやタグ付けの言語 | 英語の方が売れる気がする 日本語・英語両方化 AIによる自動タグづけもアリ |
投稿素材の採用基準 | 厳しめ、AIの判定もあるっぽい |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが必要 |
コントリビューター登録のハードル | そこまで難しくない |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 世界のAdobeユーザーがダウンロードしてくれる可能性もあるので、市場としてはかなり大きい。
- 定額プランもあるからか、購入されやすい傾向にある
- Adobeポートフォリオとの連携あり
- 写真の単価が高い時がある
- 採用されるとAdobeに認められた気がして嬉しい
デメリット
- 写真技術が低いとなかなか通らない
- 「技術的な問題」による不採用が連発すると通らなくなるという噂がある
注意点
- ノイズにうるさいから、感度低くしないと通らないことがある
- 顔は口が映るとモデルリリースなしだと通らない
- タグを後から修正するのが面倒なので、最初の登録が肝心
備考
- 天下のAdobeだけあって、コンスタントに売れている
- テキストを入れやすいような写真が売れている気がする
- タグやタイトルを日本語にしたら、売上落ちた。英語に戻したら売上が戻った。
公式サイト
Shutterstock
販売できる素材 | 写真・イラスト・動画など |
アップロード枚数の制限 | たぶん制限なし |
アップロード方法 | 基本はFTPが便利 ドラッグ&ドロップでもOK iPhoneやiPadのブラウザからもいける |
タイトルやタグ付けの言語 | 英語のみ |
投稿素材の採用基準 | 厳しめ |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが絶対必要 |
コントリビューター登録のハードル | そこまで難しくない |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 世界でも最大級のストックフォトサービス
- 利用者はかなり多い
デメリット
- モデルリリース・プロパティリリースがかなり厳しい
- Adobe Stockで通っても、不採用の人物写真多数
注意点
- 人物写真は審査が厳しいので注意
備考
- 販売開始してからすぐに売れだしたので、市場はかなり大きい気がする
- 投稿枚数を増やせば結果が出そうなので、力を入れておきたいストックフォトサービスのひとつ
公式サイト
DepositPhoto
販売できる素材 | 写真・イラスト・動画など |
アップロード枚数の制限 | 多分制限ないが、公式が10枚ずつを推奨している |
アップロード方法 | 基本はFTPが便利 ドラッグ&ドロップでもOK |
タイトルやタグ付けの言語 | 英語のみ |
投稿素材の採用基準 | 比較的なんでも通る |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが必要 |
コントリビューター登録のハードル | 高い |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 採用基準については現在審査中なのでノーコメント
- 公式は10枚ずつでのアップを推奨しているっぽいが、FTPで100ぐらいのアップロードできた
デメリット
- コントリビューター登録時に各素材の作品を5枚上げて、審査に通らないと販売できない
注意点
- 審査がなかなか進まない(コロナのせいか?)
備考
- コントリビューター登録がハードル高いので、他のStockサイトで慣れてからの方が良さそう
公式サイト
CanStock Photo
販売できる素材 | 写真・イラスト・動画など |
アップロード枚数の制限 | 多分なし |
アップロード方法 | 基本はFTPが便利 ドラッグ&ドロップでもOK |
タイトルやタグ付けの言語 | 英語の方が売れる気がする 日本語・英語両方化 |
投稿素材の採用基準 | 比較的なんでも通る |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが必要 |
コントリビューター登録のハードル | 高い |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 各言語に自動で変換してくれるっぽい
デメリット
- 採用はされやすいけどキーワードが細かい
注意点
- アップロードした素材の読み込みが遅い
備考
- 英語のほうが良さそう
公式サイト
PIXTA
販売できる素材 | 写真・イラスト・動画など |
アップロード枚数の制限 | 10枚ぐらい |
アップロード方法 | ドラッグ&ドロップ |
タイトルやタグ付けの言語 | 日本語 |
投稿素材の採用基準 | 比較的なんでも通る |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが必要 |
コントリビューター登録のハードル | テストが面倒だが、何度でも挑戦可能 |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 日本最大級のストックフォトサイト
- 日本人向けの販売ならかなり最強
- 海外向けにも販売始めたっぽい
- ピクスタ経由で個人的に仕事がくることがあるらしい
デメリット
- 日本人写真はかなり飽和してきている
- 動画投稿にはあらかじめ5本程度の作品必要
- 1度に大量アップロードできない
注意点
備考
- コントリビューター登録のテストが面倒なので、どうにかしてほしい
公式サイト
写真AC
販売できる素材 | 写真の他、イラストAC・動画ACなど |
アップロード枚数の制限 | 不明 |
アップロード方法 | ドラッグ&ドロップ |
タイトルやタグ付けの言語 | 日本語 |
投稿素材の採用基準 | 比較的なんでも通る |
リリースについて | 不明 |
コントリビューター登録のハードル | 簡単 |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 日本最大級のストックフォトサイト
- ダウンロードはされるが単価は安い
- 審査はかなりゆるい気がする
デメリット
- 写真ACは著作権がなくなるので注意!!!!(詳しくは注意点参照
- 基本は他のStockサイトと別物として考えないといけない
注意点
- 著作権がなくなるので、他サイトでアップロードした写真は絶対あげてはいけません!!
写真ACの写真は、写真をアップロードしたことにより、写真の一切の著作権(著作権法27条及び28条の権利を含む)が写真ACに譲渡され、以後、写真に関する著作権は写真ACに帰属しています。
引用:写真AC
備考
- 著作権がなくなるので、他サイトとの重複アップロード厳禁です。写真ACへのアップロードは「いらない写真だけど、捨てるのはもったいないからアップロードしておくか」ぐらいの写真の方が安全。
公式サイト
モーションエレメンツ
販売できる素材 | 動画、AEテンプレート、Prテンプレートなど |
アップロード枚数の制限 | 制限ないがアップロードにかなり時間かかる |
アップロード方法 | 基本はFTPが便利 ドラッグ&ドロップでもOK |
タイトルやタグ付けの言語 | 日本語・英語両方設定する必要ある |
投稿素材の採用基準 | 結構通る気がする |
リリースについて | 人物や建物などはモデルリリース・プロパティリリースが必要 |
コントリビューター登録のハードル | 簡単 |
サイト内の日本語対応 | あり |
メリット
- 動画やAfter Effects、Premiereなどのテンプレ販売が可能
- 写真は今FTPだけになってるっぽい?(理由はよくわからん)
- なんかよくわかんないけど、ちょこちょこ売れている
デメリット
- アップロードに時間かかりすぎる
- 写真より動画推しなので、写真のみならおすすめしない
注意点
- アップロードがめっちゃ面倒
備考
- 動画素材も販売する人ならおすすめするが、写真単独ならあまりおすすめしない
公式サイト
フォトライブラリー
準備中
ペイレスイメージズ
ストーリーブックス
準備中
123RF
準備中
Envat
準備中
アートリスト(登録予定)
準備中
アートグリット(登録予定)
準備中
iStock(登録予定)
準備中
pond5(登録予定)
準備中
クリエイティブマーケット(登録予定)
準備中
StockSy(登録予定)
準備中
これからも随時更新していく予定です
ストックフォトは現在進行中でいろいろ勧めているので、この記事も随時更新していきます。
ある程度いろいろ試したあとに、アップロードのフローチャートなど紹介していこうかな、と
タグ付けとか結構今やり方確立しつつあるので、そのへんとかもブログにメモろうと思っています。